張本勲氏、誤審疑惑の阿武松親方に「行司も人生を懸けてる」と激怒 → 同調の声相次ぐ
栃ノ心対朝乃山の取り組みで発生した「行司差し違え」に張本勲氏が喝
26日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が大相撲夏場所十三日目の朝乃山対栃ノ心戦で微妙な判定をした阿部松親方を激しく糾弾するシーンがあった。
■朝乃山対栃ノ心戦で微妙な判定
問題のシーンは、栃ノ心が突進する朝乃山を土俵の徳俵に脚を乗せながら交わし、「突き落とし」を決めた場面。行司は栃ノ心の勝ちとしたが、この軍配がおかしいと審判の放駒親方から物言いがつく。
VTRなどで6分を超える協議を行った後、結局阿武松審判長が、「栃ノ心のかかとが土俵の外に出ていた」として、行司差し違えで朝乃山の勝利と宣告。
しかしVTRでは栃ノ心の脚は徳俵に乗った状態で、かかとは地面についていないように見えただけに、ファンから批判が殺到していた。
栃ノ心は勝てば大関復帰で、朝乃山は優勝のために負けられない一番だっただけに、判定は大いに物議を醸したのだ。張本氏はこのVTRを見ながら、「ビデオを何度も見た。かかとはついてない」と連呼。この判定に、激しく憤りを見せる。
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■張本勲氏が激怒
そして張本氏は「喝だ」と叫び、
「阿武松審判長。自分が近いところで見たから、自分でね5、6分一人で喋って、一人で我を通しているわけですよ。近いのは行司が近く見てるわけだから」
と激怒。さらに、
「力士はね、人生を懸けているからね、一番一番。逆に行司も人生を懸けているんですよ。横綱のときはね、短刀を差して土俵に上がるわけですよ、間違ったら切腹するということで。
それを考えたらね、関脇まで行った人が…。(栃ノ心が)外国人だから、朝乃山の肩を持ったのかという人もいるわけで、そんなこと言っちゃダメ」
と激しく糾弾した。なお直接物言いをつけたのは阿武松親方ではなく、放駒親方である。