「君を食べちゃうぞー」とセクハラLINEを送った教頭 「こんな人が教頭を…」と失望の声
同僚の女性教員に1年半セクハラを続けていた教頭 その実態とは…
「MeToo運動」が世界的な広がりを見せ、日本でもセクハラへの意識が高まっている。そんな中、教育現場で驚くべきセクハラを行っていた教頭が存在した。しらべぇ取材班は、大阪府教育委員会そして八尾市教育委員会を取材、その詳細を聞いた。
■「教頭から9回の聴取」
同僚の20代女性教員にセクハラ行為を行っていたのは、大阪府八尾市の男性教頭(43)。減給10分の1(3ヶ月)の懲戒処分を受け、セクハラ行為を認めている。なお、教頭は女性教員に対して、1年半セクハラを続けていたとのこと。
事件が発覚したのは2018年10月に被害を受けた女性教員の同僚から、教育委員会に教頭のセクハラ行為の相談があったから。教育委員会は12月から9回にわたり、教頭からの聴取を実施。
女性教員や同僚からも複数回聞き取りを行い、教育委員会はこれらの聞き取りから、事実認定を行ったようだ。
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■「君を食べちゃうぞー」
女性教員が提出した、ラインのやり取りが残されていた数枚のスクリーンショット。そこには、「君をたべちゃうぞー」や「逢いたい」などのメッセージがあり、女性教員が入浴したことを理由に断ると「全然いいよ。なんなら一緒に」という内容が残されていた。
また別の日に同僚教員5人で買い物や食事に行った際、教頭の車で他の3人を送り届けた後、女性教員と2人になった教頭が「昔、音楽をやっていたので、ギターを聞きたいかい?」と女性教員に尋ねた。
女性教員が「機会があれば」と答えると、教頭は自宅に戻り、ギターを持参。そこでギターを弾きながら、手を女性教員の背中に回した。
他にも女性教員の頭や腕などを触るなどの行為を行っていたほか、部活の指導中に女性教員をあだなで呼び、自分の膝の上を女性教員の席と指をさして座らせようとしたという。