コネ入社したことがある人の割合は? 北関東はコネに寛大な傾向も
6月から2020年度新卒の就職活動が解禁される。苦労せず入社するには、人脈を利用するのも手だが…
誰もが一度は通る就職活動。なかなか内定がもらえず、やきもきした経験がある人も多いだろう。希望する企業に入社することは、長い職業人生においてとても重要だ。
コネクションがあれば使いたいと思うのは当然だが、コネ入社は大変な就職活動を経験しなくて良いため、ネガティブな感情を持たれることが多いのが実情。実際、コネを使って入社した経験がある人はどれくらいいるのだろうか。
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■コネ入社経験者は1割未満
しらべぇ編集部が、全国10〜60代の働いたことがある男女1,514名を対象に調査したところ、全体の9.4%が「親や親戚のコネで入社したことがある」と回答した。
そもそも口利きしてくれる親族がいる人が少ないためか、コネ入社経験者は少数派。なお、男性11.3%、女性7.7%と、男性のほうが親族のコネクションを利用している割合がやや高い。
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■20~30代男性はコネ入社率が高い
また、この調査結果を男女年代別に見ていくと…
もっとも割合が高かったのは、20代男性で15.2%。30代男性が14.5%で続いた。男性は20代30代の割合が飛び抜けて高いのが特徴的だ。女性は60代女性が10.6%でもっとも高く、年代によってバラつきがある。
コネは不況のあおりをうけると使いづらくなる背景もある。そのため、バブル崩壊時に就職活動をしていた40代~50代では割合が低くなるのだろうか。近年では、コネであろうと使えるものは積極的に使う合理的な風潮があるのかもしれない。
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■北関東はコネに寛大?
さらに、この結果を地域別で見てみると地域によってバラつきが見られた。
もっとも割合が高かったのは北関東で16.7%。北陸が16.1%と続き、もっとも割合が低かった中国地方とは10ポイント以上差がある結果に。
コネで入社するには、親族の口利きを受け入れてくれる企業がなくてはならない。北関東や北陸では、親族の紹介に寛大な企業の割合が多いのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の働いたことがある男女1514名 (有効回答数)