どうしても分かり合えないことも… 親を憎んだ経験者は女性が多い傾向
大人になると分かり合えないことも出てくる親子関係。実際に「親を憎んだことのある」人はどのくらいいるのだろう。
血を分け合った一番近しい存在ともいえる親と子。友達のような関係や、親に逆らえない関係、逆に子に何も注意できない関係などなど、ひとくちに親子といっても、様々なパターンがあるだろう。
■近くて遠い存在
子供に対し「しつけ」するのは親のつとめ。ときに子供が間違ったことをしたら、厳しく注意することもあるかもしれない。
しかし子供が大きくなるにつれ、個性が出てくると、言葉通りに伝わらなくて、亀裂がはいることも。また、逆に親のほうが未熟で、子供を精神的に締め付けてしまうこともあるだろう。
親子といっても子供がある程度大きくなれば、別々の人間。血をわけた繋がりがある分、最も近くて最も遠い存在なのかも。そうなると、分かり合えず憎しみが出てくる場合もあるのではないだろうか。
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■親を憎んだ人は35.1%
そこで、しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1732名を対象に調査したところ、「親を憎んだことがある」人は、全体の35.1%。
男女別では、男性は31.3%、女性は38.5%と、女性のほうが約7%高い結果だ。女性は男性に比べ、その身を心配され帰宅時間や服装など細かいことに注意をうけ育てられるイメージもある。そんな影響もあるのかもしれない。
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■多感な時期は憎みやすい?
さらに男女年齢別で見ると、やはり女性のほうが全体の割合は高く、特に20代と30 代がが突出しており、どちらも約47%という結果だ。
20代は学生でも社会人でも、自分の生き方などで悩んだり、様々なことに挑戦したくなる時期。もしかしたらそんな中、親と分かり合えないとこもあったのかも。また30代の女性は結婚などでも意見を言われることもあるだろう。
どうしようもない憎しみの場合もあるだろうが、もし大人になるにつれ解消できるようなことであれば、歩み寄って水に流したいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)