チキン南蛮発祥の店『味のおぐら』 本場のパンチある美味さがご飯に合いすぎる

九州料理店に行くと必ずチキン南蛮を注文する記者が、「発祥の店」とされる一店で元祖の味を食べてみた。

2019/06/08 15:00

味のおぐら

「チキン南蛮」といえば、九州は宮崎料理のド定番。香ばしく揚げた鶏肉を南蛮漬けの要領で甘酢にくぐらせ、タルタルソースをたっぷりかけて食べるボリューム満点の逸品だ。

都内の居酒屋などで提供する店も少なくないが、やはり本場・宮崎のものはひと味違うのではないか…。ということで、しらべぇ取材班は宮崎県に飛んだ。


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■「発祥」とされる店のひとつ『おぐら』

今や宮崎県全域で郷土料理となっているチキン南蛮だが、「発祥の店」とされるのは2店ある。ひとつは、延岡市にある『直ちゃん』。こちらは、揚げた鶏肉を甘酢にくぐらせるが、一般的に知られているようなタルタルソースをかけないスタイル。

じつは、かつて延岡市内にあった洋食店『ロンドン』で、チキン南蛮の原型とも言える料理が考案された際は、タルタルソースをかける文化はなかった。それを今も守っているのが、直ちゃんだ。

一方、タルタルソースをかける馴染み深いスタイルを考案したのが、宮崎市内の人気店『味のおぐら』。宮崎市で、中心部にある本店と、幹線道路沿いの瀬頭店の2店舗を経営している。

味のおぐら

取材班が訪れたのは、瀬頭店。人気の店だけあって、店内には著名人のサインもズラリ。ロケやプロ野球のキャンプなどで宮崎を訪れた際、「どうせなら元祖のチキン南蛮を…」と思う人が多いのだろう。


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■こってりとボリューム満点!

チキン南蛮

そんな老舗のチキン南蛮が、こちら。食べて驚くのは、そのパンチのある味わい。南九州の料理は、甘めの味付けで知られるが、甘さに加えて酢もしっかり効いて、ガツンと美味いのだ。

東京で食べられるチキン南蛮が「養殖」だとしたら、こちらは「天然もの」というくらいの違いがある。日本酒で言えば、「辛口ではなく旨口」といったところか。

チキン南蛮

タルタルソースもこってりと甘めで、だからこそ白いご飯がもりもり食べたくなるのだろう。鶏胸肉を1枚まるごと揚げてあるので、ボリュームも満点だ。


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■あの大ヒット映画のポスターも

翔んで埼玉

なお、店内には、埼玉県をネタにした大ヒット映画『翔んで埼玉』とのコラボポスターも貼られていた。名ゼリフ「埼玉県民には、そこらへんの草でも食わせておけ!」が、「チキン南蛮」に替わっている。


【味のおぐらチェーン おぐら瀬頭店】

住所:宮崎県宮崎市瀬頭2-2-23

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(取材・文/しらべぇ編集部・盛山 盛夫

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