
2017年度では1人あたりの飲酒量が全国2位、土佐鶴や司牡丹など有名な酒蔵も多く、酒どころとして知られている高知県。そんな、酒の文化が根付いた場所で発生した事件に対して、ネット上では驚きの声が溢れている。
■酒を学校に持ち込む異常事態
高知県警は、10日午前9時28分に高知東警察署で中学生の少年(14)を通常逮捕。5月28日午後2時40分頃高知市内の中学校で、教諭(57)の胸ぐらをつかみ手すりに押しつけるなどの暴行を加え、腰部打撲などの傷害を負わせた疑いが持たれている。
県警によると、「生徒が教諭から学校に酒を持ち込んだことで注意を受け、逆上した」のだとか。なお、生徒は4日にも酒を持ち込み、別の教諭に指導を受け暴力を振るっていた。
高知市教育委員会は「生徒の将来を鑑み、また個人情報等に関わる案件のためコメントは控える」と取材に対して回答。
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■酒を飲む機会が多い高知
しらべぇ編集部の高知出身記者に、高知とお酒の関係について聞いてみた。高知では年代関係なく何かとお酒を飲む機会が多く、電車の本数も限られるため「終電で帰る」という考えもあまりないそう。そのためか、深夜まで飲んでタクシーや代行で帰るケースも頻繁にあるのだとか。
続けて「酒が根付いた文化の高知でも、さすがに学校に酒を持っていくというのは聞いたことがない。これで高知のイメージが損なわれることは大変残念」と話した。
■アルコール中毒を心配する声も…
ネットでは本件に対し驚きの声が上がっている。中には加害生徒のアル中を心配する人も。
「まさか、その年にしてアル中って事はないよね? 親は何をやっているのか。この件は教師に任せるのではなく、親が責任を持って対処すべき」
「学校に酒を持ち込む事はいかんに決まっとろうが。俺達の時代は酒は持ち込まなかったが飲酒はした事はある今となっては時効です」
「我が故郷高知らしい出来事。30年前やったら良かったのに」
「高知県は酒好きが多い県とかよく聞くけれど学校に持ち込みとはな! 仰天です」
酒を持ち込んで二回注意されたということは、常習性も疑われる。酒はどこで買っていたのか、家庭ではどうだったのか。捜査での解明が待たれる。
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(文/しらべぇ編集部・おのっち)