頻発する親による子供の虐待事件 罪の重さに納得しているか聞くと結果はやっぱり…
頻発する親による子への虐待事件。罪を重くするべきか?
毎日のように報じられる、親による子供への虐待事件。6月には札幌市で2歳の女児が、母親と交際相手の男から虐待を受け死亡したことが明らかになり、衝撃が走った。
この事件では2人が子供に食事を与えず暴行を働き、その様子を見て笑っていたという。悲惨な虐待は頻発しており、「親は子を可愛がるもの」という前提が崩れている印象がある。
■親の罪を重くするべきだと思う?
頻発する虐待事件の「原因の1つ」に、「罪の軽さ」を指摘する声がある。子供は親を選べず、虐待する親から逃げることも極めて難しい。また、児童相談所が虐待を見抜けなかったケースも多い。それだけに、犯罪抑止として重い罪にするべきでは? というのだ。
しらべぇ編集部が全国の10代~60代の男女1,781名を対象に「虐待の罪の重さ」について聞いた調査では、じつに85.4%が「罪を重くするべきだと思う」と回答している。
虐待事件を起こした親に対する刑罰について「このままでダメ」と考えている人は、極めて多い。
関連記事:親の再婚相手に「虐待された経験」「仲良しの割合」を調査 結果は意外にも…
■60代以上は厳しい意見
「罪を重くするべき」と答えた人を年代別で見ると、ある傾向が。
軒並み割合がかなり高いが、孫がいる人も多いであろう60代以上は91.5%が「罪を重くするべき」と考えているのだ。「様々な悩みを抱えながらも子育てをしてきた」自負があるだけに、虐待する親について憤りを持つのかも。