美味しんぼ「とんかつの厚切りは貧しいころの後遺症」 本当か試してみた結果…
美味しんぼ提唱「とんかつの厚さは5ミリが限界」を試した結果
■かつ煮は絶品!
お次の『かつ煮』は、とんかつとうってかわって猛烈にウマい! ごま油と和風のつゆ、卵の相性が素晴らしい。
しっかり衣につゆが染み込んでいるので肉が薄いのもとくに気にならず、これでカツ丼を作っても間違いなく激ウマになるだろう。
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■カツカレーもなかなかの味
3品目の『カツカレー』は、カレーの風味がごま油の香りを消してしまうのだが、肉が薄いぶんごはんとルーの組み合わせの邪魔をせず、なかなかウマい。
さらにいい豚肉を使ったのでスプーンでカツが切れるため、カツカレーに使う厚さとしては最適だと感じた。ただ、油はラードにしたほうがさらにコクが出て美味しいと思う。
■とんかつは油も重要
結論としては、厚さ以外にも使う油がかなり重要だと感じた。ごま油を使うなら、かつ煮やねぎ塩かつなど、和風の味付けにしないとどうしても違和感が出てしまう。
また、厚さはそのまま食べるなら間違いなく厚切りのほうが美味しいので、かつ丼やカツカレー用にするなら最適である。
残念ながら厚切りは貧しいときの後遺症ではなかったが、新しい発見があった美味しんぼのとんかつ厚さ論、料理好きはぜひ一度試してみてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)