真珠のような大粒のタピオカが入ったタピオカミルクティーは、インスタ投稿にもぴったりと人気を集めています。繁華街には大行列の店も。
でも、タピオカについて、どれくらいご存知でしょうか? タピオカは、キャッサバという植物の根から採ったでんぷん。全世界のでんぷん生産量の約2割をキャッサバ(タピオカでんぷん)が占め、約4割のトウモロコシに続いています。
タピオカでんぷんはアミロース含有量が低いため(15%前後)、糊状にしてから放置しても固くなりにくい(老化しにくい)という特徴があります。本日のしらべぇクイズ、テーマは「タピオカ」。全5問に挑戦してみてください。
Q.タピオカは、ある国の原住民の言葉が語源です。どこの国でしょう?

正解は「ブラジル」。トゥピ語でキャッサバからデンプンをとる方法を意味します。トゥピ語由来の言葉は現在でもある程度残っており、日本でも有名なものでは「ピラニア(トゥピ語で歯のある魚)」「ポロロッカ(トゥピ語で大騒音)」などがあります。
Q.ブームになっているタピオカティー発祥の地はどこでしょう?

正解は「台湾」。1980年代に誕生し、現地では国民的なドリンクになっています。
Q.タピオカと同じくキャッサバ粉を使って作られるパンは何でしょう?

正解は「ポン・デ・ケージョ」。キャッサバ粉とチーズをたっぷり使った、もちもち食感が特徴的なブラジルのパンです。
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Q.タピオカの原料となるキャッサバの生産量が最も多い国はどこでしょう?

正解は「ナイジェリア」。キャッサバは熱帯性の植物で、生産量の約半分がアフリカで作られています。ところが、アフリカでは主食のひとつとして食べられることが多く、タピオカでんぷんに限ると9割がアジア産。中でも最大の生産・輸出国はタイになります。
Q.タピオカの原料となるキャッサバは何科の植物でしょう?

正解は「トウダイグサ科」。シアン化合物を含むキャッサバと同様、有毒植物が多い種です。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)