「最後の男の闘い」 鈴木宗男元衆院議員が日本維新の会から参院選に出馬

日本維新の会は、東京では「あたらしい党」の音喜多前都議、名古屋では「減税日本」が支援する候補など、地域政党間の連携を強めている。

2019/06/22 08:40


 

■盟友・松山千春からもエール

鈴木宗男

北方領土問題をライフワークにする鈴木氏は、維新に所属していた丸山穂高衆院議員の北方領土でのスキャンダルについて、維新の速やかな対応を高く評価。

「丸山氏個人の話と受け止めている。『維新ここにあり』という形で、国民の悲願である北方領土問題で結果を出すべく努力をしていきたい」と強調した。

長女で自民党に所属する鈴木貴子衆院議員について問われた際は目に涙を浮かべて、「親子だから、一緒にマイクを持てることが一番だ。それをかなえることはできないが、政治家にはめぐり合わせや宿命がある。自然体で淡々とお互い受け止めていきたい。けじめをもってやっていきたい」と答えた。

盟友で歌手の松山千春から「維新は健全保守だ。保守の中で戦うのはいいことだ。最後の男の戦いをしよう。応援する」とエールを送られたと明かした。


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■かつては「影の外相」

鈴木氏は小泉政権時代、「影の外務大臣」と呼ばれ、田中眞紀子外務相(当時)との激しいバトルで知られた。田中外相の更迭にともない、衆議院議院運営委員長を辞任。

数々の疑惑も野党から追及され、2002年6月19日、あっせん収賄罪、議院証言法違反、政治資金規正法違反の罪で起訴・逮捕された。鈴木氏はいずれも無罪を訴えて法廷闘争したが、2010年、最高裁で上告が棄却され有罪が確定。身柄が収監され、一年、獄中で過ごしている。

鈴木氏は公民権停止を解除された2017年の総選挙で、北海道の比例区で新党大地から出馬したが落選していた。

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(取材・文/France10・及川健二

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