松本人志、ピエール瀧の判決に違和感 「この国は本当に薬物排除しようって思ってんのかな」
松本人志がピエール瀧の判決とマスコミの報道の温度差への違和感を語る。視聴率のために煽っているだけじゃないかと悩む場面も。
23日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ピエール瀧被告の有罪判決について取り上げた。
■松本人志「騒ぎすぎましたか」
ピエール瀧の有罪判決について、「複雑なところがある」と語り始める松本人志。
「ピエール瀧はそこまで知らない間柄ではないので、執行猶予がついたのは良かったなぁと思う。その反面、これだけニュースやワイドショーでさんざん大騒ぎして、結局コカインを何十年にも渡ってやってた人に執行猶予がつくのか、と」
知人としては喜ばしいことだが、社会的にこれでいいのかとの思いがあるようだ。
「そこまで騒ぐほどのことじゃないと言われてるような気がして、我々が騒ぎすぎましたかって思ってしまって。今、コカインをやってる人や興味がある人にそんな感じかって思われやしないかなっと。
今後もマスコミは芸能人の薬物のニュースでめちゃくちゃ騒ぐじゃないですか。でも今の罪はそんな感じかぁになってますよね」
この判決内容では軽すぎて薬剤使用の抑止にはならず、むしろ興味本位の使用者が増えるのではないかとの危惧の念を抱いたようだ。
こういう話をすると、ピエール瀧の罪を重くせえやと言ってるように思われそうですけど…。
松本は「ピエール瀧の罪を重くすべきとの意思はない」と表明。これを言葉にしたところで勘違いで叩き始める人が一定数いるのは松本自身も理解しているはず。だが、それでも薬物報道について考える方向性になってほしい意図があるのかも。
関連記事:滝沢カレンのゲームコントローラーの使い方に爆笑 「二度と触らせたくない」の声も
■松本「国は薬物排除する気があるのか」
犬塚浩弁護士は「マスコミは騒ぎすぎとは思わない。ただし、現実問題として初犯は執行猶予をつけてますね。他とのバランスがあって」と見解を示す。松本は、それを聞いても納得はできない様子。
「テレビはいっぱい煽るじゃないですか、薬物はいかに危険かダメか周りの人を不幸にするって言ってる割には…。この国は本当に薬物を排除しようって思ってんのかなっと」
薬物規制の効果はないどころか、逆効果になるのではないかと疑っているようだ。