幼少期の親子関係でトラウマはある? 親子の溝は簡単には埋められない傾向も
親子関係のトラウマがその後の人生を大きく変えてしまうことも…
ネグレストや子供を思い通りにコントロールしようと、暴言・暴力・過度な干渉などをする両親のことを「毒親」と呼ぶことがある。実際に、幼少期に毒親によるトラウマで心が傷つき生きづらいと考えている人はどれくらいいるのだろうか。
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■2割が親子関係にトラウマ
しらべぇ編集部が、全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査したところ、全体の21.4%が「幼少期の親子関係でトラウマがある」と回答した。
なお、男性17.1%、女性25.1%と、親に対するトラウマを抱えているのは女性に多いことも判明。
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■30代女性に目立つ
さらに、男女年代別にみていくと…
すべての世代において男性よりも女性の割合が高く、30代では31.8%と頭ひとつ突き抜けた。また、年齢とともに割合は減少し男女ともに60代がもっとも低く、若い世代が親子関係のトラウマに悩んでいる様子がうかがえる。
歳を重ね数々の経験を積むことで、幼少期の辛い出来事も前向きに受け止められるようになるのだろうか。
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■両親との埋まらない溝も
また、この調査結果を、「両親が好き・嫌い」と掛け合わせると…
男女ともに、「幼少期に親子関係でトラウマを抱えたことがある」と回答した人は、両親を嫌っている傾向が強く、女性においては6割を越えている。
「時間が解決する」という言葉があるが、子供の頃に受けた心の傷は簡単に癒えるものではない。なかなか両親のことを受け入れられず嫌悪感を抱いてしまうのかもしれない。
さらに、男女未既婚別に振り分けると、男女ともに未婚者の割合が高いことが判明した。
結婚生活のモデルとして、自身が育ってきた家庭環境をイメージする人が多いだろう。結婚に対して不安を抱えてしまったり、良いイメージを描けなかったり…過去のトラウマが頭をよぎり、家庭を持つことにやや臆病になってしまうということだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)