「人食いバクテリア」感染で12歳少女がふくらはぎ切除 夏のレジャーに潜む危険性

この季節に一気に増える「人食いバクテリア」の話題。気を付けるべきことは何なのか…

社会

2019/06/29 14:00


 

■感染の原因は意外なところに

劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは、主にA群溶血性レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)により引き起こされる。少女の場合も血液検査でそれが確認されていた。

少女は医師に、その前に滞在していたフロリダ州ポンパノビーチで、スケートボード中につま先を負傷していたことを説明。治りきらない傷口を海水に浸けていたことが感染の原因だと告げられた。


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■インフルエンザと間違う人も

国立感染症研究所は、公式サイトで劇症型溶血性レンサ球菌感染症について以下のように説明している。

「A群溶血性レンサ球菌感染は小児の咽頭炎が一般的だが、劇症型溶血性レンサ球菌感染症は広い年齢層において発症。30歳以上の大人に多いという傾向がある」


「初期症状は四肢の疼痛、腫脹で、発熱や全身倦怠感のため、インフルエンザと間違える患者もいる」


「発病後数十時間以内に軟部組織の壊死や急性腎不全が起こり、やがて多臓器不全を引き起こす」


「日本では1992年に典型的な症例が報告され、その後は毎年100~200人の患者が確認されている」


■治療はスピードが勝負

国立感染症研究所はまた、この病気が一刻も早い検査および治療開始を必要としていることを強調している。

 「壊死状態にある軟部組織に菌が生息しており、広い範囲でその病巣を切除する必要がある」


「抗菌目的でペニシリン系薬剤が使用される」


「劇症型溶血性レンサ球菌感染症の致死率は約30%と高い」


米国疾病予防管理センター(CDC)も、「これは非常にまれな病気ではありますが」と断ったうえで、怪我をした体で海やプールに入ることの危険性について、国民に注意を呼び掛けている。

夏のレジャーはこれからが本番。どうか気をつけていただきたい。

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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)

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