夫を刃物で殺害しようとした妻 悲惨な事件に「育児の孤独感はわかる」の声も

夫を殺害しようとした疑いで女を逮捕 この事件の謎を追った…

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2019/07/01 20:00

ぼっち
(monzenmachi/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

出産した10人に1人がかかるとされる「産後うつ」。この影響なのだろうか、横浜市金沢区で悲惨な事件が起きた。この事件の謎を探るべく、しらべぇ取材班は関係各所を取材した。


 

■夫の頸部を刃物で切りつけて…

神奈川県警は、6月30日横浜市金沢区に住む自称無職の女(25)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。容疑は、国家公務員の夫(27)の前頸部を刃物で切りつけるなどして、殺害しようとしたもの。

警察によると、夫は切りつけられた直後、自宅を飛び出し血を流して路上に倒れた。その様子を目撃した近隣住民が110番通報。同署員が現場に駆けつけ、植村容疑者の身柄を確保した。女は夫と生後2カ月の娘の3人暮らし。

「育児に疲れていた」などとも話しているといい、事件の経緯を調べている。なお、金沢消防署によると夫に命に別状はなく、入院の必要があるもしれない中等症(重症と軽症の間)だったという。


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■「充分な対応取っていたとはいえない」

横浜市金沢区役所子ども家庭支援課は、しらべぇ編集部の取材に対して「現在この件に関する情報収集を行っている最中。数々の施策を実施しているが、こういった事件が起きてしまった以上、充分な対応を取っていたとは言えない」と回答。

横浜市では母子手帳配布時に専門職が面談を実施。その後、厚労省が主体となっている「乳児全戸訪問事業」も行っている。この事業は、生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、様々な不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報を提供。

また、親子の心身の状況や養育環境等の把握や助言を行い、乳児のいる家庭と地域社会をつなぐ最初の機会とすることにより、乳児家庭の孤立化を防ぎ、乳児の健全な育成環境の確保を図るというもの。

厚労省を取材したところ、この事業はほとんどの自治体で実施しているとのこと。

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