仙台・2歳児放置死で母親を逮捕 「どれだけ心細かったか…」と悲しみの声溢れる

2歳児放置死による母逮捕で、「女児のつらさ」に寄り添う声があがっている

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2019/07/02 19:00

風邪
(Hakase_/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

最近は育児に悩んだ母の事件を取材したが、今回はシングルマザーが2歳児を放置する事件が発生。もっと早く手を差し伸べることができなかったのか。宮城県警と仙台市役所を取材した。


 

■女児を自宅に3日間放置

宮城県警は1日、仙台市青葉区台野原に住む飲食店従業員の女(25)を保護責任者遺棄致死の疑いで通常逮捕した。女は6月27日~30日の間、自宅マンションの居間に長女(2)を放置し低体温症で死亡させた。

外出の際には「のり巻き1本」だけ置いていったという。なお、女児は死亡時全裸で胃はからっぽだった。仙台管区気象台によると放置されていた期間の最高気温は27.2℃を観測。室内にエアコンはあったが、作動していなかったという。

女は警察の調べに対して、「放置していた期間は勤務先(キャバクラ)や知人男性の家に行っていた。育児に精神的に疲れ、一人になりたかった。私が悪かった」などと容疑を認めている。


 

■市は見守りを続けていた

仙台市役所子供保健福祉課を取材すると実態が見えてきた。通常妊娠10週目あたりで母子手帳の交付を受けるが、この女は29週目に取りに来たらしく、35週目に出産。早産のため女児は未熟児であったそう。7月に出産したが11月9日まで入院し、その後12月5日に市は新生児訪問を行った。

この時、女の母の実家を訪問したが特に問題はなかったという。その後定期検診の受診が遅れていたため、市は連絡を取ろうとしたが、電話に出ない、つながらない状態が続いた。

ただ、女児は医療機関を継続的に受診していたため、市は医療機関と連絡を取り、発育には問題がないことを確認している。


■いたたまれないという声が…

女児がどれほど心細かったことかという声があがっている。

「まだまだかわいい盛りのはずなのに…亡くなった子供の気持ちを考えると涙が出る」


「もうすぐ3才なら、いろんなこと分かってたよね。ママがいなくなること、ご飯がないこと、辛くて苦しいこと。天国があるなら、お腹いっぱい食べて、たくさん甘えて、どうか安らかに」


「どれだけ心細かったか…助けを求めることもできず、飢えと寒さと寂しさで。こんな母親でも早く帰ってきてほしいと思っていたはず」


「想像しただけで、涙が出てくる、お腹もすいて、何よりも心細く暗いなか、ずっと母親の帰ってくることを、信じて待っていたと思うとかわいそうでたまらない。育児は本当に大変なこと多いけど、でも2歳児を3日も置いて外出なんてできないよ」


子育てに関する事件が立て続けに起きている。制度、バックアップ体制が現状とうまくかみ合っていない実態も見えてきた。しかし、まずは人としての教育を見直す必要があるのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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