葬儀中に生き返った20歳男性 医師の死亡宣告に秘められた許しがたい事実

「昔の日本でもこうした話はまれにはあった」という人も…本当なのだろうか。

2019/07/08 06:45


 

■「医は算術」と割り切る病院も

今回のケースはそれらともやや異なるものであった。治療や入院の費用が日本円にして110万円に積み重なったところで、青年の家族は思わず「もうお金がない」と吐露。医師はそのすぐ後に、ロクに確認もせず青年の死亡を宣告していた。

家族の財力が尽きたら医療行為をストップという冷酷な方針は、青年の主治医ひとりのものか、それとも病院全体のものか。同様の例が過去にもあった疑いを視野に入れ、現在ウッタルプラデーシュ州の保健当局がその病院の立ち入り調査を行なっている。


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■家族は心的外傷後ストレス障害に

青年の兄は担当医師への不信感や苛立ちをあらわに、『Hindustan Times』の取材にこのように述べている。

「葬儀中に手足を動かした弟は病院に運ばれ、すぐに人工呼吸器のサポートなどが始まりました」


「危険な状態ではありますが、少なくとも反射神経が働いており、脳死の状態でもないことがわかっています」


「悲しみ、動転、恐怖といった感情をジェットコースターのように経験させられ、家族の中にはトラウマを発症した者もいます」


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■医者を信用しない人は約3割

しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,363名を対象に「医師への信頼度」について調査したところ、全体の7割は信頼していると答えた一方で、3割が医師への信頼度が低いことがわかった。

医師を信頼している

今回の事件のように、儲けたいという本音が見え隠れするような医師も信頼できない。せめて診察や治療だけは、丁寧で誠実かつ真剣であってほしいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年8月31日~2018年9月3日 
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)

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