立憲民主党・枝野幸男代表も憤怒の略称問題 党の正しい略称、名称の変遷は
立憲民主党の略称をめぐり、枝野幸男代表が憤怒。正しい略称、変遷は。
21日投開票の参院選をめぐり、野党第一党である立憲民主党の怒りが鎮まらない。6・7日の応援演説で安倍晋三首相が立憲民主党の枝野幸男代表を「民主党の枝野さん」と、所属政党を言い間違えたことに対し、枝野氏が「一種の選挙妨害だ」などと憤怒した、と報じられた。
報道は脚光を浴び、9日夜に「立憲の選挙妨害批判」が一時ツイッターのトレンド入りするまでに事態は発展する。
だが同じくツイッター上では、過去に同党が「略称は『民主党』で!」とツイートしていたことが掘り起こされている。そこでしらべぇ編集部が略称の変遷について聞くと「今年4月29日の中央選挙管理委員会に略称を『りっけん』にすると届け出ている」と回答した。
■略称は「民主党」ではない
旧民主党政権時代、官房長官などを務めた枝野氏。2016年の参院選では旧民進党に所属、そして17年10月に行われた衆院選を前に立憲民主党を設立している。
各メディアで安倍首相による同党の略称問題について触れられると、9日に立憲民主党は「公党の名称を何度も間違えて笑いを誘い、こちらが批判すると『党名を変えるな』と開き直る。常識的に考えて、失礼です」「新しい時代は、お互いきちんとしたやり方で有権者に訴えましょう。令和時代の新しいリーダーは、時代錯誤な嫌がらせはしない、フェアなリーダーであることを願います」とツイート。
改めて略称の言い間違えについて怒りを表明している。
公党の名称を何度も間違えて笑いを誘い、こちらが批判すると「党名を変えるな」と開き直る。常識的に考えて、失礼です。新しい時代は、お互いきちんとしたやり方で有権者に訴えましょう。令和時代の新しいリーダーは、時代錯誤な嫌がらせはしない、フェアなリーダーであることを願います。
— 立憲民主党 🗳 #変えよう (@CDP2017) July 9, 2019
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■先の衆院選で「略称は『民主党』」
また、「立憲民主党は2017年10月に新しくできた党です。略称は『民主党』ではなく『りっけん』です。皆さんよろしくお願いします」と支持者、フォロワーらに向けて呼びかけた。
だが17年10月に行われた衆院選の選挙期間中、同党が「【拡散希望】立憲民主党の略称は『民主党』です!」とツイートしていたことが今回の件を発端にネット上で掘り起こされ、「略称が変わったこと知らなかった」といった反応も出ている。
また、当該ツイートが検索しても出てこないことから、削除したのではないか、といった指摘も相次いでいる。