安田レイ、新曲『over and over/dazzling tomorrow』で見せる新しいテーマ
安田レイが12枚目のシングル『over and over/dazzling tomorrow』をリリース。インタビューを行った。
■一番お気に入りのMVに
———今回の楽曲のMVは非日常な空間なのに、身近に感じるというか、心休まる不思議な感覚になる映像だなと思いました。
安田:ありがとうございます。そうですね、いろんな日常生活のシーンを切り取っているんだけど、色がすごくカラフルで、それが非日常感を感じるところなのかなと思います。
カラフルなものって、すごくかわいくてポップなものになりがちだと思うんです。でも今回はちょっとシュールな内容にしていますし、カラフルな世界観なんですけど、すごくスモーキーな色味で、最後まで飽きない映像になっています。
———静止画を動かしたコマ割りがあったり、撮影も大変だったのかなという印象を受けました。
安田:そーなんですよ! 今までのPVだと歌うシーンが多くて、ずっと最初から最後まで曲を何回も流して撮影するってことが多かったんですけど、物を持ったり、立ってるだけだったり、今回は結構細かくパート分けして撮影しました。
撮影は早朝からだったので、時間が深くなってくると眠気もすごくて、監督に「レイちゃん大丈夫かい?」って言われることもありました(笑)。
———疲れますよね(笑)。でも、時間をかけて丁寧に制作した分だけ、出来上がった映像を観たときの感動はひとしおだったんではないでしょうか?
安田:撮ってるときはホントに、これが1個の映像になったときにどうなるんだろうって未知の世界の中に自分がいる感じでした。
でも、出来上がった映像を見て、テンポよくビートで遊んでいて、監督すごいなあって。今までで一番お気に入りのPVになりましたね。
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■甘えることは恥ずかしいことじゃない
———両A面シングルのもう1曲、『dazzling tomorrow』は「輝く明日」という意味を持つタイトルです。どのような曲に仕上がっていますか?
安田:この曲で一番伝えたいのは、誰かに甘えていいんだよってことです。強がって生きてる人が周りにすごく多いように感じるんですね。私も長女ってこともあって、「私が我慢すれば、この場が収まる」って思ってましたし(笑)。
———なんでしょう…。それは、なかなかつらい考え方ですよね。
安田:そう(笑)。そのまま大人になって、思ったことをズバッと言えない性格になってしまって。でもやっぱりそうなると、自分が潰れてしまう瞬間があるんですね。
でも、26歳になって、ちょっとずつ自分の弱い部分を見せられるようになってきて、すごく気が楽になってきたんですよ。
だから、同じことで悩んでる人に、「甘えることは恥ずかしいことじゃないんだな」って、この曲を聴いて少しでも感じてもらえたらいいなと思います。どうですか? 甘えられていますか?
———僕は「全人類に甘やかされたい」と思って生きているので(笑)。
安田:あはは(笑)。甘えられる人はとことん甘えたほうがいいと思います!