結婚式の曲『糸』がなぜか『地上の星』に… 経験者が語る式場トラブルの実態

『スッキリ』で箕輪厚介氏が、結婚式トラブルで傷心の花嫁に「切り替えて」と発言。ネット上で非難を集めたこの言葉をどう思ったのか、実際に結婚式トラブルに見舞われた人々に話を聞いた。

2019/07/13 16:20



■「切り替えて」をどう感じた? 20代男性の場合

気持ちを「切り替えて」とエールを送った箕輪氏だが、式場の不手際でトラブルに巻き込まれた人は、この発言をどう感じたのか? 前置きが少々長くなったが、本題に入ろう。

まず、既報の記事で「ウェディングプランナーが式の2ヶ月前に変えられそうになる」という、自身の体験談を述べてくれた20代の男性はこう語る。

「箕輪さんが言うように、世の中にたくさんの理不尽があるのは事実だと思います。でも、事実は事実だからこそ人を傷つけることを知らないのかなと思いました。


被害者で、しかも話し合いもしてもらえないのに『切り替えて』ってのは、新郎新婦としては『諦めて』って言われてるように感じるんじゃないでしょうか」


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■「切り替えて」をどう感じた? 20代女性の場合

次に、昨年結婚式をあげた別の20代女性。彼女は箕輪氏の発言をどう感じたのか。まず、彼女の式で起きたトラブルについて話してもらうと……

「私の式では、とにかくスタッフが頼りなく、使い物にならなかったです。複数のカップルが同時に式をあげるホテルウェディングでは、花嫁同士が鉢合わせないように移動や待機が重要ですが、リレーションがうまくいかなかったのか、全体での写真撮影のあと20分ほど外で待つことになったんです。


ちょうど夏だったこともあり、炎天下で物凄く暑くて、みんな汗をかいて父は激怒。なんとか新郎新婦が写真撮影する体でみんなのところを予定時間以上にまわって場をつなぎましたが、もともとの話では『外で待つことはない』と聞いていたんです。


しかも、配膳スタッフも手際が悪く、そのうえ後で親族の子供から『後ろのほうで、ずっとあくびしてた人がいたよ』と聞きました。私は見ていないけど、子供だからウソを言ったワケではないし……。プロとして働いて貰うはずが、あくびなんてガッカリですよね。


その他にも親族用の引き出物が足りず、後で郵送してもらうことになる……なんてことも。接客業をしている親戚のおじちゃんは『信じられん』って怒って、雰囲気も悪くなりました。実際問題、数を間違えるなんてケアレスミス、あり得るのかって感じですし、複数人でチェックしないのかなって」


そして、そんな自身の体験を踏まえ、箕輪氏の発言にはこう反応する。

「箕輪さんの発言は、なんというか『鬼かよ』って思いましたね。お金を払って契約してるのに、客側が理不尽を受け入れてって言ってるみたいでビジネスマンとしてもどうなのかなって感じですし。


エールを送りたかったのかもしれないけど、結婚式トラブルに限らず、一方的な被害者に『切り替えて』って言うのはどうなのかな? とも思います。少なくとも、私が式直後に言われていたら相当にショックなのは間違いない」

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■ゲストがトラブルに巻き込まれるケースも
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