福井名物・ソースカツ丼 卵でとじない創業95年『ヨーロッパ軒』の味が絶品

カツ丼といえば、一般的には卵でとじたもの。しかし、全国には違うスタイルのカツ丼も存在する。むしろルーツはこちら?

グルメ

2019/07/16 10:40

「カツ丼」というと、多くの人は揚げたトンカツを玉ねぎと一緒に卵とじにし、お好みで三つ葉やグリーンピースなどをのせた丼をイメージするのではないだろうか。

しかし、全国にはまったく異なるタイプのカツ丼がメジャーな地域がいくつかある。たとえば、新潟県では、揚げたてのカツを甘じょっぱい醤油だれにくぐらせ、卵でとじない「タレカツ丼」が人気だ。


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■福井名物は「ソースカツ丼」

ヨーロッパ軒

福井市の中心部にあるヨーロッパ軒総本店は、創業95年の老舗。ドイツへの料理留学で学んだシュニッツェルをヒントに、日本で初めてカツ丼を考案したのは、この店の初代・高畠増太郎さんだったとされている。

1913年、東京・早稲田大学の近くでヨーロッパ軒を開いた高畠さんは、関東大震災(1923年)をきっかけに故郷・福井に戻る。その後、1924年に福井で再開したヨーロッパ軒の味は、現在では福井市や敦賀市を中心に県内19店に拡がっている。


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■丼からあふれるボリューム感

ヨーロッパ軒

しらべぇ取材班も、看板メニューのソースカツ丼を早速注文してみたところ、カツが丼からあふれるほどのこのボリューム感。そして、カツのパン粉が一般的なものよりもかなりきめ細かいのがわかるだろうか。丼のフタを取ってみると…

ヨーロッパ軒

ほかほかご飯の上には、薄切りのトンカツがドーン! もちろん卵とじではない。ウスターソースの香りと酸味が、食欲をそそる。


■「カツだけ」で十分うまい

ヨーロッパ軒

卵とじのカツ丼に慣れていると、「カツ乗せご飯ではないか」と感じてしまうかもしれないが、これはひとつの丼としてしっかり完成している。卵とじにはないウスターソースの酸味が、カツの脂を切ってくれるようで、これだけ肉が乗っていてもするする食べられてしまうのだ。

また、コシヒカリ発祥の地・福井だけあって、ご飯も絶品。カツの美味しさを味わいたいなら、むしろカツ丼はこのスタイルのほうが優れているのかもしれない…と感じられるほどだ。


【ヨーロッパ軒 総本店】

住所 福井県福井市順化1-7-4

営業時間 11:00〜20:00(火曜・隔週月曜定休)

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(取材・文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子

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