「世間体は良くない」 入社半年未満で妊娠した場合の産休・育休事情
産休と育休は労働者の権利だが、申し出づらいケースも。ネット上ではある妊婦のエピソードが話題になっている。
入社シーズンから3ヶ月半が経過し、新入社員も職場の雰囲気や業務内容に慣れてきた頃ではないだろうか。女性向け掲示板『ガールズちゃんねる』では、とある会社員の女性から寄せられた相談内容が注目を集めている。
■入社半年未満で…
相談主は、4月から現在の職場で働き始めた新入社員の女性。最近妊娠が発覚したため入籍と妊娠の報告と同時に、産休と育休の相談を上司に持ちかけたそう。
「上司からあまり良い顔をされなかった」と綴り、「私は育休が明けたらまた頑張りたいので退職はしたくないのですが、やはり職場からすると迷惑でしょうか?」と意見を求めていた。
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■「否定はしないが肯定もしない」派が多数
この世にはTPOが重要な物事が多数存在するが、妊娠も例外ではない模様。妊娠は「おめでたい」ことで育休・産休は「労働者の権利」であると認識していながらも、相談主を素直に祝福する人は少数派となっていた。
ネット上を見ると…
「口ではおめでとうと言えるけど、職場の人からしたら相当モヤモヤするはず」
「入籍してなかったならイレギュラーな妊娠ですよね? 職場からも計画性のない人間だと思われますよ」
「入籍・妊娠・育休・産休の話をいっぺんにされた上司の身になって考えてほしい」
といった声が多数上がっており、「育休をとる分には構わないが、周囲の理解を得ることは難しい」という意見が主流のようだ。
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■周囲への報告
今回は職場への報告に焦点が当てられたが、両親や友人、恩師など報告をすべき相手は他にもたくさんいるはず。しらべぇ編集部では全国20〜60代の妊娠経験がある女性361名を対象に、妊娠の報告に関する調査を実施した。
調査の結果、全体の35.7%が「妊娠の報告をしづらい」と感じた経験があると回答。妊娠は本来おめでたいものだが、報告をためらうケースは少なくないようだ。
子育てを円滑に進めるには、周囲の理解と協力が不可欠。職場のためにも生まれてくる子供のためにも、妊活はできるだけ計画的に行ったほうが良いだろう。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の妊娠経験がある女性361名(有効回答数)