友達の目の前で9歳女児が感電死 プール周りの電気コード類に十分注意を
濡れた状態で電気工事中のプールに入るほど怖いものはない。
夏といえば子供たちはプールでワイワイ楽しく過ごしたいもの。ただし事故も多い。感電も十分に気を付けたいもののひとつだ。
■照明装置につなぐ電気コードが
米国カリフォルニア州のシトラスハイツという町のある民家で、友人3人を招いてプールで遊んでいた9歳の女の子が死亡した。皆で泳ぎを競い合うなどしていたなか、少女が突然動きを失い水中に沈んでしまったという。
少女はその直前に、プールの底や壁に設置されている照明装置につなぐための電気のコードに触れていた。その照明装置は工事中につきコードが露出していたといい、地元警察が詳しい調査を行なっている。
関連記事:入浴中のスマホ充電で15歳少女が感電死 無念の父「あれほど注意したのに」
■電気工事中のプールは危険
アメリカの人々にとって自宅にプールを持つことは富の象徴。憧れのステータスだが、そのメンテナンスはなかなか大変でお金もかかる。決して事故が起きないよう大人たちは監視に努めるが、それでも死亡事故の報告は後を絶たない。
個人所有のプールに関する事故について、米国消費者製品安全委員会(U.S. Consumer Product Safety Commission)の専門家は、地元メディア『KCRA-TV』の取材に「電気工事の期間はプールに入ること自体が危険。それでも入りたいなら業者に可能かよく調べてもらい、許可を得てからにするべき」と話している。