ウォータースライダーで恐怖の事故 女性が大量出血で救急搬送された理由
ウォータースライダーに関する事故が世界各地で頻発している。

夏のレジャーといえばプール。中でもウォータースライダーは、どこでも列ができるほど大人気だが、急勾配のものには思わぬ危険が潜んでいることもあるようだ。
■夫の誕生日でウォーターパークへ
スペイン領カナリア諸島にあるテネリフェ島のリゾート地で、傾斜もきついウォータースライダーを利用したスコットランド出身の25歳女性の身に、深刻な事故が起きた。
そこはコスタ・アデヘにある『アクアランド(Aqualand)』というウォーターパーク。女性は夫の32歳の誕生日を祝うために家族でそこに遊びにきて、水が持つすさまじい破壊力により命を落としかけた。「今、こうして生きていること自体が奇跡。幸運です」などと話している。
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■2,800ccを超す股間の大量出血
ド迫力で評判のそのウォータースライダーの名は「ザ・カミカゼ(The Kamikaze)」。女性の股間に激しい勢いでぶつかる水は水着の脇から体内に入り込み、彼女の子宮を直撃。7cmほどの亀裂を入れてしまった。
子宮からの大出血は2,800ccを超え、大量の輸血を受けたことで女性はなんとか一命をとりとめたが、入院期間は8週間にものぼった。彼女の世話のほかに幼い子供たちの面倒もみなければならず、夫も仕事を4週間休まざるを得なかったという。