「乳がん」は誤診 左右両乳房の切除手術を受けた28歳女性が怒りの提訴へ

大病院に限ってまさかの誤診など絶対にあり得ない…?

社会

2019/07/23 08:40

マンモグラフィ
(utah778/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「女性らしさのシンボル」と捉えられることも多い乳房。若くして恐ろしい病であるガンに侵され、それを失うことのショックは測り知れないものがある。


 

■「トリプルネガティブ性乳がん」宣告

英国スタッフォードシャー州ストーク・オン・トレント在住の28歳の女性が今、名門大学病院として知られる「ロイヤルストーク・ユニバーシティ病院」を訴えようとしている。

2016年末、難治で転移が怖い「トリプルネガティブ性乳がん」を宣告された彼女は、左右両方の乳房についてすぐに切除手術を受けた。その後の彼女を待っていたのは7ヶ月にもわたる化学療法。強い吐き気と闘い、体重は激減し、髪、眉毛、まつげなどすべての毛が抜け落ちたという。

幼い第1子を育てるなかでの闘病生活は、女性の体と心に大変な苦痛を強いた。やがて治療が完了し第2子にも恵まれたが、その子は母乳の味を知らない。ママの胸はすべての乳腺を失ってしまったからだ。


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■病理検査のデータ管理にミス

ところが女性は最近になって、同病院を運営する「ノースミッドランド大学病院NHSトラスト」により、その乳がん宣告が誤診によるものであったことを知らされた。

病理検査のデータ管理において人為的なミスが発生したことにより、結果的に医師が誤った診断名を告げてしまったという説明に、彼女は愕然としたという。

長期にわたる治療が女性の心身に与えた痛みや苦悩はただではない。ガン治療はただでさえお金がかかるが、さらに乳房再建術も受けていたため、女性と家族が負担した治療・入院費用はただではなかったのだ。

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 ■病院は丁寧に謝罪も女性は…

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