「息子は天才ゲーマーだから学校なんて…」 父親の教育方針が物議
スポーツや芸術性の高い習い事なら、話はまた別かもしれないが…
■「将来が不安」と世間は批判
もしも息子が「ゲームで食っていきたい。勉強よりゲームの時間が大事」などと言葉にしたら、ほとんどの父親は「世界は広く上には上がいる。そう甘いものじゃない」と冷静に、あるいは笑いながらダメ出し、学業を修了することの大切さを力説することだろう。
しかし父親による異例の勧めもあり、一般的な16歳としての生活をあえて捨てたカナダのその少年は今、1日8~10時間PCの画面と向き合い、あくまでもゲームのポイント、勝ち負けにこだわる生活を送っている。
この少年にとって高校中退の決断は吉と出るか凶と出るか。最も期待したい「吉」はゲーム界での大出世。そして最も心配される「凶」は、学業も優秀でゲームの才能も彼より優れたツワモノに出会うこと。そこで彼は強い敗北感と挫折感を味わうのではないだろうか。
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■ゲームに対する一般人の意識
「そこそこの点しか取れない」という一般的な人々はやはり冷静だ。スマホゲームを例にあげると、しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,365名を対象に調査したところ、楽しいストレス解消法と割り切りながらも、じつは4割以上が「時間の無駄」と感じていることがわかる。その16歳の少年について、「ティーンエイジャーとして経験すべき大切な何かを知らないまま大人になる」と心配するカナダの人々。それが父親の方針であることにも批判の声が続出しているようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)