「遺体をよく観察」した葬儀業者 発見した衝撃の事実

こんなところで荒の目立つ警察の仕事ぶりが批判されるとは…。

2019/07/27 09:00

遺体安置所
(phildaintith/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

死人に口なし。火葬が済んでしまえば、男性の死はこのままずっと「闘病中の悲しい孤独死」として語り継がれていたことだろう。だが、そうはいかなかった。しかも状況を変えたのは警察ではない。葬儀業者だった。



 

■葬儀業者だけが発見した傷

米国ジョージア州グウィネット郡のローレンスヴィルという町で、自宅で遺体となって発見された61歳の男性について、『USA TODAY』ほかが興味深いニュースを報じている。

いくつかの持病を抱えていたため闘病中の自然死と考えられていた男性だが、葬儀業者の納棺師が「首に奇妙な傷がある」として通報。これにより殺人事件を疑い警察が動き出した。


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■血痕は持病が原因とみなした警察

遺体の第一発見者は訪ねてきた男性の姉で、当然ながら現場には警察が介入した。ベッド、浴室の壁、シャワーカーテンなど数か所に血液が付着していることがわかったという。

ところが「薬物依存とアルコールの問題、それに高血圧とC型肝炎で闘病中」という姉の説明に、警察はそれらの血痕を病気による出血傾向のせいとみなした。

さらに検死官も「事件性はない」と結論づけたため、男性の遺体は葬儀業者へ。そこで行われた納棺作業で事態が急転した次第だ。

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■納棺師は遺体観察のプロだが…
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