張本勲氏、佐々木郎希投手を温存した大船渡高監督に激怒 「楽させちゃダメ」
大船渡・佐々木郎希投手登板回避問題に張本勲氏が持論
28日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が最速163キロの佐々木郎希投手を擁していながら、夏の甲子園岩手大会決勝で試合に出場させなかった大船渡高校・國保陽平監督を激しく批判した。
■「投げさせるべき」と持論
夏の全国高校野球選手権岩手大会決勝で、大船渡・佐々木郎希投手が前日完投していたことから登板せず花巻東に12対1で敗れ、予選敗退となった様子を見た張本勲氏は、
「最近のスポーツ界でね、これが一番残念だと思いましたよ」
と苦言と呈す。続けて、
「32歳の監督でね、若いから非常に苦労したと思いますがね、絶対投げさすべきなんですよ。前の日に129投げてますがね、だいたい予選で4回しか投げてないんですよ。合計450くらいしか投げてない」
と指摘する。そのうえで、
「監督と佐々木君のチームじゃないから。ナインはどうしますの、一緒に戦ってるナインは。1年生から3年生まで必死に練習してね、やっぱり甲子園は夢なんですよ 」
と捲し立てた。
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■「間違い」と断言
さらに張本勲氏は
「私らの時代はね、夢が欲しくてね、小雨のね、路地で泣いたことがあるんですよ、出たい出たいって」
と甲子園に出られず、泣いたエピソードを披露。そして、
「最後に言いたいのは、先発させてナインにね、早く点取ってやれよと、3点でも5点でも。そしたら、代えてやることもできるんだからね、これは私は先輩としたら、私は間違いだと思いますよ 」
と語気を強める。関口宏は「でも壊れちゃうかもしれないから…」と制すが、「怪我を怖がるならスポーツ止めたほうがいい。みんな宿命なんだ」と切り捨てた。