タピオカミルクティーの「角砂糖20個分」が話題 他の飲料との差は…
タピオカミルクティーの意外な落とし穴とは…
世界的に大流行中のタピオカ。インスタ映えするなどの理由で女子高生にも大人気だ。そんな中、ある番組で取りあげられたネタがツイッターでトレンド入りした。実際にところはどうなのか。しらべぇ取材班も関係各所を探った。
■「角砂糖20個分」
28日朝の『とくだね』(フジテレビ系)で、タピオカミルクティーに含まれる砂糖の量が取りあげられた。タイでは角砂糖約25個分、日本のA店では約20個分、B店では約23個分、また一般的な炭酸飲料が約20個分という内容だった。
では、清涼飲料などには実際にどれくらいの糖分が含まれているのか。
東京都の高岡内科クリニックの調べ(2012年8月現在)によると、コーラが56.5グラム(角砂糖約16個分)、サイダーが52.5グラム(角砂糖約15個分)、スポーツ飲料が31.0グラム(角砂糖約9個分)となっている。なお角砂糖は1個3.5グラムで計算している。
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■砂糖の一日あたりの推奨量は!?
世界保健機関(WHO)は2015年3月に肥満や虫歯を予防するために、砂糖などの糖類を一日に摂取するカロリーの5%未満に抑えるべきだと発表している。
平均的な成人で25グラム(ティースプーン6杯分)程度。WHOディレクターのフランチェスコ・ブランカ博士は、インドやアフリカでも所得水準が高まるにつれて「加工食品を食べる機会が増え、糖類の摂取も膨らむ傾向がある」と指摘。
地方よりも都市部の方が摂取量が多く、国によっては子供の摂取量が成人を大きく上回る。WHOは大さじ1杯のケチャップにも4グラムの糖類が含まれることなどを紹介し、一般的に「甘いもの」とみられない食品にも砂糖が多く加えられていると警告している。
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■日本医師会の見解は…
日本医師会は、糖分はお菓子やケーキ、果物だけでなく、コメやイモなどの穀類にも含まれている。
としたうえで、身体のエネルギー源になるので本来は必要なものだが、とり過ぎると皮下脂肪や内臓脂肪としてたくわえられ、「オーバーウエイト」になってしまう。「糖分はほどほどに」とアドバイスした。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)