旅客機の頭上の棚に特大サイズの生き物 機内に笑いと悲鳴
サプライズ好きな国民性なら、こんなことも「笑い」で受け止めてもらえるのだろうが…。
■「楽しい旅を」と願う乗務員たち
海外のエアラインにおいては、客室乗務員が意外な機転やサービスで拍手喝さいを浴びるというエピソードが多数ある。
・上空でサプライズ・プロポーズ&挙式に協力
女性が仕事仲間との旅行でウィーン航空を利用してギリシャに向け飛んだところ、乗っていないはずの交際中のボーイフレンドがタキシード姿で現れ、指輪とともにプロポーズ。
女性が「イエス」と返事すると立会人や親族まで姿を現し、通路をヴァージンロードにして機内で正式な結婚の儀式が執り行われた。ウエディングドレスの着付けを手伝ったのは乗務員で、すべての乗客に対してハート型のクッキーとシャンパンをふるまった。(2016年8月に報道)
・機長がニセの「人身密輸行為」アナウンス
米国フロリダ州の女性がシカゴ行きのフライトに搭乗する際、乗務員に手紙で「妊娠を夫にサプライズ報告する何かよい方法は」と相談。座席番号と夫の名を告げると「任せておいて」と機長が乗り出した。
離陸前のアナウンスで「人身1名を密輸送しようとするトラブルが発生」と機長。機内が不安に包まれると「容疑者」として夫妻の名を発表し、極秘で子供1名を乗せていることを説明した。
乗客らからは「おめでとう」と拍手と爆笑が沸き起こっている。(2018年2月 航空会社は明かされず)
・ビキニ姿で機内サービス
赤いビキニに悩ましい網タイツ&ガーターベルト。一部のフライトのみだが、5年ほど前からベトナムの格安航空会社「ベトジェットエア(VietJet Air)」では客室乗務員がそんな姿でサービスに当たっている。
採用された若いキュートな女の子たちは機内で誰かの目に留まることを狙っており、「将来はモデルか女優になりたい」「玉の輿の結婚がしたい」と語る。収益は国営ベトナム航空(Vietnam Airlines)をしのぐ勢いだ。(2018年10月に報道)
こんな楽しいサプライズがあれば、長時間のフライトでも「あっという間だった」と感じられるのかもしれない。
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■ただしサプライズが苦手な人も
サプライズは誰にも歓迎されるかというと、じつはそうでもないようだ。
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,365名を対象にサプライズに関する調査を実施していたが、「苦手意識を持っている」という人が少なくないことがわかっている。
TPOを考え、過度な演出を避け、相手に真に喜ばれるサプライズとは…? 考えれば考えるほど「難しい」という結論になってしまいそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1,365名 (有効回答数)