「まさかココに覚醒剤を仕込むとは」 密輸を食い止めた当局も仰天

検査官は「必ず摘発する」と豪語。そして密輸業者の手口もますます巧妙になっている。

社会

2019/08/03 08:20

薬物
(releon8211/ iStock / Getty Images Plus/写真はイメージです)

近年、「アイス」あるいは「クリスタル・メス」などと呼ばれて若者の間で流行するなどとも呼ばれる覚せい剤のメタンフェタミンは、日本だけでなくオーストラリアでも大きな問題になっている。

海外からの流入を何としても食い止めなければならないとして、オーストラリア国境警備隊も必死だ。


 

■子供たちの夢を壊した大人たち

このほどオーストラリア国境警備隊(Australian Border Force、略称ABF)のシドニー本部が、珍しい方法によりカナダから密輸されようとしていた違法ドラッグについて、見事に水際で流入を食い止めたことを発表した。

旅行先の土産やクリスマス・ギフトとして子供たちに大人気のスノードームの中に、覚せい剤取締法に触れる結晶状のメタンフェタミンが仕込まれていたもので、X線による検査で「さらに詳しく調べる必要あり」と判断され、スノードームを分解するに至ったという。


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■検査官の知識と勘を侮るなかれ

押収されたスノードームは計15個。そこに隠されていたメタンフェタミンは、末端価格にして100万豪ドル(日本円にして約7,470万円)以上とみられている。

最近ではスノードームを手作りする人もいるため、その手法は比較的簡単なものなのだろう。だが、このたびの件は世界の税関や国境警備当局にすでに情報が知れ渡っているスノーボールにドラッグを仕込んで…という方法は、今後は通用しないはずだ。

ABFではX線検査のテクノロジーもますます精巧になっているが、一流の検査官を目指す訓練も真剣そのもので、彼らの知識とするどい勘を侮ってはならないといわれている。

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■密輸の手口はますます多様化

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