鉄がサビる理由をチコちゃんが紹介 独特な回答に「映画の名前みたい」
『チコちゃんに叱られる』で鉄がサビる理由を解説。濡れるとサビやすい理由やサビ対策まで紹介。
2日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「鉄がサビるのはなぜ?」に注目が集まっている。鉄は放置しているとサビてしまうことは周知の事実。理由がわかれば対策もできるようになるため、気になる人も多いのではないだろうか。
■「サビたがっているから」
チコちゃんがテーマに用意した回答は「サビたがっているから」という。鉄の元となる鉄鉱石が赤茶色であることと関係しているようだ。サビは鉄と酸素が結びついた酸化鉄。鉄の材料となる鉄鉱石も赤茶色の酸化鉄である。
製鉄所で鉄鉱石から酸素を切り離してできたものが、普段使われる鉄となる。しかし、鉄は元の姿に戻ろうとして、空気中の酸素と結びつくため、サビてしまうと解説した。
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■映画の名前みたい
チコちゃんの「鉄がサビたがっているから」という回答に、「『心が叫びたがってるんだ』(2015年公開の映画)と雰囲気が似ている」との声が集まっている。
鉄が錆びたがってるんだ #チコちゃんに叱られる
— からむ⬛️🟥⬛️縦横無尽 (@lovesongxxx) August 2, 2019
鉄がサビたがってる…
心が叫びたがってるんだみたいな…#チコちゃんに叱られる— みゆきち💉💉 (@meyoukey_ch) August 2, 2019
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■水に濡れるとサビやすい理由は?
鉄は水に濡れている状態だとサビやすくなるというのはよく知られている。番組では、実際に実験しつつ、どうしてサビつきやすいのか説明してくれた。
鉄は、水に触れると表面から溶けていく性質があり、溶けた鉄は水分中の酸素と結びつく。この状態で水が乾くと錆びた鉄が生まれるという。
実験では、水と塩水を使って実際にサビる過程を見せてくれた。塩水は、通常の水に比べ水が蒸発しづらいため、鉄が水に溶ける量が増えサビやすくなるようだ。雨も塩分を多く含む水なので、サビやすい。
フッ素加工をすると鉄がサビなくなるのは、空気中の酸素や水分と触れ合わなくなるためであるということまで紹介してくれた。鉄がサビる原因と対策まで紹介してくれたおかげで、フッ素加工の信頼度が増した。サビてしまうと困るものにはしっかりと対応したい。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)