オーガニックにこだわる人の割合は? 首都圏を上回った意識高い地域も
「有機栽培」を意味するオーガニック食品。高級スーパーや飲食店などでよく見かけるが…
スーパーや飲食店などで、「オーガニック」という言葉をしばしば目にする。英語で「有機」を意味し、農薬や化学肥料などを使わず、有機肥料などで育てた食物のことだ。
野菜にとどまらず、有機栽培した飼料を用い、抗生物質や成長ホルモンなどを使わないで育てた肉もオーガニックと呼ばれる(米国では2002年10月から農務省が認証)。
体によさそうなイメージはあるものの、通常の食品よりはお値段が張ることも確か。オーガニックな食生活にこだわっている人は、どれくらい存在するのだろうか。
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■オーガニック派は1割強
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査したところ、「オーガニックにこだわりたいと思う」と答えた人は、全体の13.5%にとどまった。
男性では12.7%、女性は14.2%と、わずかながら女性のほうが食べ物に気を使う人が多い印象だ。
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■30代女性に目立つ
今回の調査結果を男女年代別で分析してみると…
もっとも割合が高かったのは30代女性で、20.1%。20代女性が16.5%で続く。同じ女性でも40代以降では1割台前半 と低迷した。
30代は、小さい子供を抱えるママの比率も高く、自分だけでなく子供や家族の健康を考えて、「なるべく安心なものを食べさせたい」という意識が高い可能性もある。
また、男性では30代(15.5%)や50代(14.7%)、20代(14.1%)でやや高く、とくに50代では同世代の女性を大きく上回っている。
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■こだわりが強いエリアは…
今回のデータは、地域別でも大きなバラつきが見られた。
オーガニックにこだわる人がもっとも多かったのは、東海エリアで17.8%。北関東が15.9%で続き、この2地域は首都圏の割合をも上回っている。
また、もっとも低かったのは7.7%の甲信越で、四国(8.9%)、北陸(9.1%)とともに1割を下回った。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の男女1664名 (有効回答数)