ネットのパスワードが原因で姉を殺害 16歳少年に「終身刑」

重い罪を犯す少年少女たち。しかし家庭環境の大きな問題が背景にあるケースも多い…

社会

2019/08/07 09:00


 

■終身刑を言い渡された米国の少年少女

米国ではこれまで、数百名の未成年者が仮釈放のチャンスを与えられない「絶対終身刑」を宣告され、すでに収監されている。

・公園にひとりでいた近所の4歳の男の子を森の中に連れ込み、岩に頭を叩きつけて殺害。性的に暴行した。学校では度の強いメガネと赤毛をいつもからかわれ、イジメられていた。動機については「その腹いせだった」と語っている。(1993年ニューヨーク州で 犯行当時12歳)


・母親がベビーシッターとして近所に暮らす当時6歳の女の子を預かった際、その体中を傷つけ、激しく踏みつけて体を押し潰す。本人は「プロレスごっこをしていた」と主張するも、それ以上の殺傷行為があったものとみなされた。(1999年フロリダ州で 犯行当時12歳)


・仲良しだった16歳少女3人組が「大麻を吸おう」と車で遠くに出かけ、2名が1名をナイフでめった刺しにした。犯行は計画的で1名がその後に警察に自白。長く無実を主張していた1人のみが終身刑に。(2012年ウェストバージニア州で 犯行当時16歳)


ただし米国では未成年者の人権擁護団体などを中心に、安易な「終身刑」宣告により、被告のその後の人生をまるごと奪ってしまうことの是非について問う声は多いようだ。


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■日本では「少年法の刑罰が軽すぎる」の声が多数

日本では逆に、少年院送致の下限年齢が「おおむね12歳以上」に引き下げられたものの、「少年法の刑罰そのものが軽すぎる」として度々議論されている。

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査したところ、全体の63.9%が「少年法の刑罰は軽すぎると思う」と回答した。

ただし、罪を犯す少年少女のほとんどが問題の多い家庭で育っており、親から暴力や性的虐待を受けていることも少なくない。大人にも大きな責任があるということを私たちは忘れてはならないのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日 
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)

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