小2女児を「殺すぞ」と脅し体を触った男児 市は「重大ないじめ」と指導

学童保育で男児による悪質行為が発覚

2019/08/08 08:20

突然の無視
(PRImageFactory/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

児童相談所でのわいせつ事件が相次ぐ中、今度は学童保育で事案が発生。しらべぇ取材班は、問題が起きた神戸市を直撃した。


 

■男児が女児を脅して…

神戸市によると、今年5月下旬、兵庫区の児童館で学童保育中の小学2年の女子児童(当時8歳)が、複数の男子児童から「殺すぞ」などと言われ服の一部を脱ぐように強要された。男子児童らは女子児童に目隠しをしたうえで体を触ったという。

直後に別の児童から伝えられた職員が男児を注意したが、「遊びの一環」と判断して保護者には連絡しなかった。次の日に職員会議を開き、重大事案と判断し保護者に伝えた。

市は重大ないじめ事案として男子児童を指導しているが、被害にあった女子児童は現在は転校している。


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■子供が自立できるよう

兵庫県の児童館は、健全な遊びを通して、子供の生活の安定と能力の発達を援助する施設。児童厚生員が配置されていて、子供たち一人ひとりの状態を観察し、個々のペースに応じて自立できるよう支援しているという。地域の子供たちは、誰でも自由に遊びに行くことができる。

神戸市には125館あり、その中で学童保育を実施。市は児童館の運営を指定管理者に任せており、いじめがあった当時71名の児童を6名の職員で見ていたという。


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■児童の凶悪化を危惧する声

ネット上では子供による悪質な事案発生に不安の声があがっている。

「子供の凶悪化が恐ろしい」


「性犯罪はそこまで低年齢化してるのか!」


「神戸市って教育に関してはダメだね」


「確かに本人も職員も批判されるべきですが、一番は加害児童の保護者です」


神戸市では、過去に教育委員会の首席指導主事の指示で、いじめメモ隠蔽事案も発生している。職員が危機意識をもって職務遂行にあたることと、大人が重大事態を見逃さない対応が必要といえるだろう。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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