500キロの荷物の下敷きで男性死亡 取材に対し「作業中に事故が起きた」

埼玉の運送会社で約500キロの荷物に下敷きに…

2019/08/08 19:00

トラック
(Albert_Karimov/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

厚生労働省によると、2018年の労働災害による死亡者数は909人(対前年比7.1%減)で、過去最少となった。一方、休業4日以上の死傷者数は127,329人(対前年比5.7%増)と3年連続で増加。

そんな中、埼玉県で起きてしまった事故について、しらべぇ取材班は原因を探るべく関係各所を直撃した。



 

■荷物の下敷きになり…

入間消防署によると、6日午前4時53分頃、「男性が作業中荷物に足が挟まれて、頭から出血している」という119番通報が入った。

現場の埼玉県入間市にある西濃運輸入間支店に、救急車1台、消防関係車両4台が駆けつけたところ、支店内のターミナルに他社の従業員の男性(64)が意識不明で倒れていたという。

消防は、トラックの左側面の扉から、荷台にあったキャスター付きカーゴを下ろそうとして、その下敷きになったのではないかと話す。


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■重さが約500キロ

カーゴは高さ2メートル、幅1.15メートル、奥行き1.1メートルで重さは約500キロ。別の場所で作業中の男性が大きな音を聞き駆けつけて、下敷きになっている男性を発見し、119番した。カーゴの中には、ロール状のものがはいっていたとのこと。

所沢労基署は、取材に対して「事故原因は調査中」と回答。埼玉県警は、荷下ろし作業中になんらかの理由により荷物が落下し、男性が荷物の下敷きになったとみている。西濃運輸広報は、「お客様が持ち込み荷物を、支店に預けるための作業中に事故が起きた」と述べた。

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■労災事故が起きると…
埼玉県労働基準法労働基準監督署入間市西濃運輸労災事故カーゴ
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