体重わずか369グラムで産声 奇跡の超低出生体重児のその後
安定期に入ると気がゆるみ、つい無理をしてしまうという妊婦さんは多いが…
またひとり、手のひらサイズで赤ちゃんが誕生した。「奇跡」と呼ばれた小さな命は、保育器のなかでも必死に生きようとする姿をみせて人々を感動させていたが…。
■超低出生体重児が奇跡の産声
米国アイオワ州のデモインという町で先月11日、妊娠6ヶ月、まだ妊娠23週という早すぎる時期に誕生した超低出生体重児。自宅での突然の破水に驚いた母体が病院に急行し、緊急で帝王切開が行われたという。
超早産ゆえ身長は大人の手のひらほど、そして体重はわずか13オンス(約369グラム)しかなく、赤ちゃんの命については多くが絶望視していた。しかし、その男の赤ちゃんはしっかりと肺呼吸をし、小さな産声をあげ、人々を感動させた。
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■周囲の祈りもむなしく…
保育器のなかで見せる強い生命力に、今後の成長への大きな期待が寄せられた男の子。だがアオイワ州のメディア『KCCI-TV』が伝えたところによれば、生後25日という今月5日、残念ながら天に召されたという。
母乳を吸おうとする吸啜反射 (きゅうてつはんしゃ)もあり、心肺機能、血圧など、すべてにおいて「素晴らしい」と評価されていただけに、男の子の死は両親ばかりか医療スタッフをもひどく落胆させたもようだ。