サメが21歳女性を襲う 四肢をボロボロに食いちぎられ死亡
この季節に増えてくる「海水浴場にサメ出現」のニュース。無理は禁物だ。
サメはヒトの命を奪う恐ろしい生き物。たとえ命からがら生還できても、腕や足を食いちぎられ、その後の人生に大きな支障が出る例も少なくないからだ。
■イタチザメは「人食いザメ」
ナッソーのすぐ東に位置する北大西洋バハマ諸島の小さな島、ローズ島。ここは毎年夏の休暇を過ごす人々で賑わっている。サンゴ礁が広がる美しいこの島に今年6月下旬、友人たちと遊びに来ていたカリフォルニア州トーランスの一家を大きな悲劇が襲った。
海に入って遊んでいたロサンゼルスの大学に通う21歳の娘が、「人喰いザメ」として知られるイタチザメに襲われたもので、気づいた母親がすぐにそこまで泳ぎ、サメを撃退しようと試みたという。
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■四肢をボロボロにされ大量出血
母親は娘を襲ったサメの頭部に無我夢中でパンチを繰り返したが、そこにもう一頭のイタチザメが出現。そのサメが娘の右腕を食いちぎり、鋭くとがった歯で左腕、両脚と臀部に噛みつくと、娘の体からは真っ赤な血が大量にあふれ出し、海水を真っ赤に染めた。
出血性ショックを起こした娘はほどなくして意識を失い、母親はその娘を抱え、なかなか来ない救助のボートを待つしかなかった。全身をボロボロにされた娘はその後、病院に搬送される途中に母親の腕のなかで息絶えたという。