「いつまでダラダラ食べてんのよ!」 食の細い7歳女児を母親が殴り殺す

また一人、「シツケ」と称した親の暴力で幼い命が奪われてしまった。

2019/08/12 14:00

泣く女の子
(vadimguzhva/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

あまり食欲がなく、食事にやけに時間がかかる、いわゆる「食の細い子」。我が子のそんな様子を心配する親は多いが…。



 

■「食の細いわが子」に激怒

中国山東省浜州市の鄒平市で4日、娘を殺害した疑いで母親が逮捕された。前日の3日夜7時ごろ、7歳の少女が重傷を負って搬送先の病院で死亡し、家庭内暴力が疑われた結果、鄒平市公安当局が少女の母親の身柄を拘束した。

取り調べに対し、娘に対する暴行を認めた母親は、「食事のことで娘にはシツケが必要だった」「ご飯をしっかりと食べない様子にいつもイライラしていた」などと話したという。それ以外の動機や日常的な暴力行為があった可能性も視野に、厳しい取り調べが続いているもようだ。


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■父親は恐妻家で手出しできず

事件が起きたのは3日の昼食時のことで、娘はその時もあまり食欲をみせなかった。母親は「ダラダラしないで早く食べなさい。棒で叩くよ」と何度か警告した後、夫に「もう我慢の限界。あなたはここから出ていって」と命令している。

その後に起きようとしていることを想像し、バカな真似はやめるよう妻に注意した夫。しかし妻に「うるさい。黙ってて」と殴られた。恐妻家の彼は、そこですごすごと部屋を出て行ったことを『斉鲁晚報(Qilu Evening News)』が伝えている。

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■シツケと称し全身を鉄の棒で…
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