無職の男が自宅に火を放ち全焼 「自宅の衣類に火をつけた」
男が放火したことで、母親と伯父が行方不明に…
群馬県前橋市で親族を巻き込む放火事件が発生。しらべぇ取材班は、群馬県警、前橋市消防局を直撃し、事件の詳細をつかんだ。また、放火の極めて重い「罪と罰」についても調査した。
■消防車両13台が出動
前橋市消防局によると、12日午後9時47分頃、前橋市青梨町の女性から「隣の家が燃えている」と119番通報が入った。現場には、13台の消防車両(うち1台が救急車)が現場に駆けつけて消火作業にあたった。
火はおよそ2時間後に消し止められ、木造2階建て瓦葺の住宅約132平方メートルが全焼した。
群馬県警前橋署は、13日午前7時27分に前橋警察署で、この家に住む無職の男(32)を現住建造物等放火の疑いで通常逮捕した。同署によると、12日夜に警察官が現場に臨場し、自宅敷地内にいた男から事情を聞いた。男は放火を認めたため、前橋署に任意同行したという。
関連記事:南スーダンの五輪選手を支援する前橋市 取り組み内容に反響相次ぐ
■ガスコンロで放火
男は警察の調べに対して、「ガスコンロで広告に火をつけたのち、自宅の1階にあった衣類に火をつけた」と供述し、容疑を認めているという。
なお、この住宅に住んでいた母親(68)と男の伯父(71)が行方不明になっており、13日午前9時から消防と協力して二人の捜索活動と実況見分を行っている。