雨・夜・携帯電話… 不運と悪条件が重なった交通事故の真相
悲惨な交通事故のない安全な世の中を目指したいもの。しかし時にはこんなことも…。
■後続車が前方不注意だった理由
2人をはねた後続車は現場から逃走していたが、公安当局はのちに運転手の身柄を拘束。ナンバープレートを変えていたことも判明した。現地メディアはこの運転手の前方不注意の理由について、携帯電話を見ていた疑いで責任を問われるだろうと報じている。
照明の乏しい夜間、ただでさえ視界が悪いなか当時は雨まで降っていた。そして幹線道路のど真ん中をまさかの高齢者が…。認知症の高齢者は生活の昼夜が逆転することがあり、夜間の徘徊は不思議ではない。
車を運転する者なら誰もが嫌う悪条件と不運。それらに加え、運転中の携帯電話の使用が強く疑われている。中国の人たちは今、この事故の被害者たちに深く同情するとともに、「決して他人事ではない。いつどこで同じような事故が起きてもおかしくない」などとコメントしている。
関連記事:自動車学校教官の”ながら運転チャレンジ”が話題 本人は「大変危険」と回答
■高齢者には特に注意を
欧米諸国に比較すると、日本もかなり「交通事故が多発する国」と言わざるを得ないものがある。しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,721名を対象に調査したところ、全体の30.3%が「交通事故に巻き込まれたことがある」と回答していた。
特に、黒、茶色、紺といった目立たない服装で横断歩道のないところを横切る高齢者にはヒヤッとする。運転する側がとにかく気を付け、スピードを出しすぎないことが肝心だ。
・合わせて読みたい→バスで支払いを待っていたら… 後ろにいた人の言葉が「理不尽すぎる」
(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女1,721名 (有効回答数)