コロプラのスマホゲームで運営が不正行為 悪質な「課金ブースト」とは
ユーザーを裏切る行為がスマホゲーム大手企業で発覚
アプリマーケティング研究所による、2018年国内スマホゲーム「課金売上」ランキングによると、1位『モンスト』933億円、2位『FGO』885億円、3位『パズドラ』487億円となっている。
そんな中、『白猫プロジェクト』シリーズで2018年の売上高約436億を誇る企業での不正行為が13日公表された。しらべぇ取材班は、その第三者委員会調査報告書を入手。
■取締役が辞任
スマートフォン向けゲーム開発の「コロプラ」は13日、新作ゲームの売り上げ順位を不正に操作するため取引先にゲーム内で課金を依頼していた問題で、第三者を含めた調査委員会の報告を公表した。
ゲームのプロデューサーだった森先一哲取締役が事前に問題を認識していた可能性が高いと指摘。森先氏は同日付で辞任した。
6月にサービスを開始した『最果てのバベル』で実際に約850万円分の不正課金があった。コロプラは他にも不正に関与した社員2人を懲戒処分とし、馬場功淳社長ら2人の月額報酬の10%を3カ月間減額することも決定。
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■新作タイトルが伸び悩み…
第三者委員会によると、同社は2014年7月にリリースした『白猫プロジェクト』シリーズ以降の売り上げが伸び悩み、新たなヒットゲームの誕生が待ち望まれていたという。
そんな中、新たなゲーム『最果てのバベル』リリースにあたって、アプリランキングを不正に操作し、順位を上昇させる策が企てられたという。
2018年12月に事前登録受付が開始され、2019年6月にダウンロード開始。その後、日々更新されるApp Storeのセールスランキング(今はない)を、予算1,000万を使い不正な行為によって順位を上昇させ、ゲーム雑誌などに取り上げてもらい、プロモーションしていこうという手口だった。