進研模試の事前売買がネットで話題に 運営側は「誠に遺憾」

進研模試が事前に売買されていることに対する運営側の反応とは…

2019/08/15 13:30


 

■過去には…

2018年7月には、関西大北陽高(大阪市東淀川区)の一部生徒が、関西大への内部進学に使われる民間業者の模擬試験の解答を事前に閲覧していたことがあった。

解答はインターネット上に流出していたとみられ、受験生徒にアンケートを実施するなどした結果、北陽高の男子生徒1人から「自分は買ってないが、会員制交流サイト(SNS)で送られてきた解答の画像を少し見た」と申し出があったという。

関西大では2004年度入試から、付属高生徒の学力を測るため、民間業者による模試を活用。内申書などと併せ、合否判定にも使っていた。関西大は当時、「『公平な選考が損なわれる』と判断、模試の合否判定への活用を見直す方向で検討している」とコメントしていた。


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■データのズレが懸念される

ネット上では、偏差値や合否判定のズレを懸念する声があがっている。

「不正に正解を得た問題の数が統計で有意なレベルになると真面目に受けた子たちの偏差値や、志望大の合格率も正しく出なくなっちゃうよね」


「自分が高校のとき、隣のクラスで進研模試高得点、全国トップがいて、秀才がいると職員室でも話題になったそうだ。しかし、実際は別な高校に通う友達から問題と解答を事前にもらってたことがばれて別な意味で話題に」


「模試を不正売買する手間を考えたら、自分で勉強した方が、色々な意味で自分のためにもなる」


公正なルールのもとで実施される模擬試験を、事前に売買するなど、言語道断といわざるを得ないだろう。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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