強制性交未遂男が驚きの供述 性犯罪を繰り返す「性嗜好障害」とは…
どんでも供述の自称大学生はやはり病気なのか…
■性犯罪の再犯率の高さ
「犯罪白書」には、判決確定後5年以内に再犯した人の割合は、強制わいせつは16%、強姦(単独)は3.6%というデーターがある。
依存症の専門病院の大石クリニック(横浜市)によると、痴漢・盗撮など(繰り返す性犯罪)の社会的に問題につながる行為をしたり、性交渉や風俗の利用回数が極端に多くなったりすると、性嗜好障害という病気の可能性があるという。
一般的には身体的・社会的なリスク(性犯罪など)を冒してまで性的問題行為をすることがしばしばあったり、特定の性的行動(不倫、マスターベーション、のぞき、痴漢など)がやめられない、売買春など不特定多数の人間とセックスをする、風俗通いなどがやめられず金銭的に困窮している、強制わいせつ罪や迷惑防止条例違反など法に触れるような行為など、性的行動のコントロールが効かなくなる状態のことを「性嗜好障害」という。
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■認知のゆがみが影響
この病気は女性に対する認知のゆがみが大きく、極端な例は子供に興味を持ち性犯罪へつながる場合もあるそう。
通常の依存症とちがい、被害者に対する影響は大きく、被害者は大きな精神的ダメージを長期間受ける。まだ表出していない余罪が多く見られ、実際に行った回数のほんのわずかしか表に出てこないことも問題だという。
本人の意志の問題として捉えるのではなく、性嗜好障害(性依存症)という病気として捉え、病気で有れば治療する必要もある。
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■余罪を疑う声も
ネット上では、「思い出せないくらいの数の犯罪を行っているのではないか」という声があがっている。
「思い出せないくらいたくさん余罪があるのでは? 厳しく調べてください」
「同意の上胸触った、これも怖くて抵抗できなかっただけだと思う」
「女性に生まれただけで、このような被害に遭う恐怖を、常に感じなければいけないのか。そんな理不尽な話はない」
性犯罪者を罰するだけではなく、病気と捉えて治療し、その後の様子もしっかり追う体制づくりの確立。被害者の深い傷に寄り添った対応・対策が、今求められている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)