9歳男児が女装デビュー 「母親こそ夢中」と物議醸す

幼い男の子でも「ママと同じことをしてみたい」と化粧やスカートに興味を示すことはある。

2019/08/20 11:30

かつら
(minianne/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

楽しそうに女装やメイクアップをしてみせる幼い男の子がたまにいる。早い年齢からそれを性同一性障害、またはその可能性があると捉えることは、果たして正しいのか。


 

■ゲイ・パレードに9歳男児が

今年6月9日、ロサンゼルスのウエストハリウッドで『ロサンゼルス・プライド(LA Pride)』というゲイ・パレードが行われた。毎年恒例のこのお祭りは、大勢のLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)とその支持者が参加して大変な盛り上がりをみせる。

今年、特に大きな注目を集めて世界に向けて報じられたのが、マリリン・モンロー風の妖艶なドレス姿でドラァグクイーン(女装した男性)・デビューを飾った弱冠9歳の男の子だった。


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■女装した男児に目を細める母親

その男児がドラァグクイーンを目指すようになったきっかけは、家族と一緒に見てきた『ル・ポールのドラァグ・レース』という2009年から続くリアリティ番組だった。7歳、5歳の弟がいるが、長男だけが女装に強い興味を示したと母親は説明している。

賞金10万ドル(日本円にして1,060万円)も魅力のこの番組には、未来のドラァグクイーンを目指す少年たちが大勢集まり、プロの指導を受けながら立派なドラァグクイーンとなって巣立っていく。

2年前、この番組にまだ小学生だというカナダの9歳の男の子が出場して話題をさらったが、男児にとってはそれも大きな刺激になったという。

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