警察少年課の児童売春予防が効果バツグン 「警察の本気を見た…」

現代では官公庁もSNSを有効に活用。埼玉県警の犯罪防止策が話題を呼んでいる。

2019/08/22 11:00


パトカー
(vmargineanu/iStock /Getty Images Plus/画像はイメージです)

子供にとって楽しい夏休みも、親にとっては不安のタネ。遊ぶ時間が増えたことにより、犯罪に巻き込まれないか気が気ではない家庭も少なくないだろう。


■犯罪の根を直接絶やす

ネット上では「埼玉県警本部少年課」の公式ツイッターアカウントによる、犯罪防止ツイートが大きな話題を呼んでいる。

同アカウントのツイート一覧を見ると、「こちらは埼玉県警察本部少年課です」「児童売春や児童ポルノの製造等の子供への性犯罪は、子供の人権を著しく侵害する極めて悪質な行為です」と綴られたリプライがズラリ。

リプライ先を見ると、いずれも「パパ活」や「援助交際」を希望する男女のアカウントが確認できた。中には男女がリプライで会話している所に、直接「待った」をかけているケースも。


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■シンプルにして効果バツグン

アカウントさえあれば、いとも容易く連絡をとれてしまうのがSNS。そのため売春目的で利用されるケースもあったが、今回は警察が「犯罪予防」という目的で有効活用している。

100件以上ある怒涛のツイートに対し、ネット上では…

「埼玉県警の本気を見た」


「シンプルだけど効果ありそうだね」


「警察の公式アカウントからこんなの飛んできたら、やましいことする気も失せるわ」


「リプライ飛んできた人は気が気じゃなかっただろうな」


といった声が多数上がっている。同アカウントが開設されたのは今年4月のことだが、地道な活動がジワジワと注目を集めた模様。


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■埼玉県警以外にも…

しらべぇ編集部では今回話題に上がった埼玉県警に取材を試みるも、現時点での回答は得られなかった。そこで他警察のアカウントを確認したところ、他にも警視庁や愛知県警など全国の警察で同様の児童売春対策が講じられていることが判明。

有形・無形の証拠を1つ1つ積み重ね、地道な捜査から犯人を割り出して検挙するのが警察の本質。少年課の発信したリプライの数々からも、その本質がしっかりと感じられる。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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