「馬鹿じゃないの」と発言した小学校教諭 教委は「児童を傷つけた重大事案」
小学校の女性教諭が発した暴言を教委が非常に重く受け止めた結果…
学校教師の体罰が後を絶たない。今回は、福島県の小学校の女性教諭が、自分のクラスの児童の心に深い傷を与えた。しらべぇ取材班は、福島県教育委員会を直撃。
■「1年生でもできるのに」
福島県教育委員会は21日、担任する学級の男子児童に体罰(侮蔑的な言動)をしたとして、県中地域の公立小学校の女性教諭(48)を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
県教委によると、教諭は5月28日、担任の3年生の授業中、ノートを忘れていた男子児童に「これからも続けるんだよ、面白いから」などと高圧的な発言をした。
また、その後の個別指導では、指導と違うノートの取り方を指摘し、「馬鹿じゃないの」「1年生でもできるのに」などと言ったという。
関連記事:小学校で教師が暴走 女子児童ひとりを逆さ吊りにする凄まじい体罰
■教諭はその後休職
帰宅した児童から話を聞いた両親が学校に報告。児童は翌日から8日間、学校を休んだ。6月6日に校長が「不適切な指導があった」と両親に謝り、同10日には教諭が児童と両親に謝罪した。
学校の聞き取りに対し、教諭は「児童を傷つけてしまい申し訳ない。指導がうまくいかず、いらだちもあって言ってしまった。深く反省している」と話しているという。教諭は、この後診断書を提出して、6月10日から病気休職にはいった。