「子供が重い病気なんです」 不要な治療で息子を苦しめ続けた女が逮捕

少年の親権を勝ち取った父親は、「邪悪な母親も確かにいるのです」とコメントした。

2019/08/24 08:00

病室
(Chinnapong/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

健康な息子を重い病気で苦しむ悲劇の子に見せかけ、必死に世話をする献身的な母親を演じ続けていた女。その女に対する判決が、今年の秋にも下されるという。



 

■母親の狂気

米テキサス州で暮らすある女(35)は、現在10歳の息子が8歳になるまで「この子は酷い病気なのです」と主張し、病院に通わせ続けた。そんな生活が始まったのは、少年がわずか生後11日の時。

それから少年を病院に連れて行った回数は323回に及び、大きくなった息子につき「筋ジストロフィーなんです」「肺がんを患っていて…」「移植手術が必要な状態になっている」などと説明しては車いすに乗せ移動していたほか、問題なく呼吸できていた息子に酸素吸入までさせていたことも判明している。


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■命にかかわる状態に陥ったことも…

またこの女は「息子の体内に栄養を送らねば!」と主張し栄養チューブを使用させ、それが原因で少年は感染症を起こし、二度も命が危険な状態に陥った。

そのような生活を続けるなか、元気な体で生まれたにもかかわらず、少年は実に13回も大きな手術を受けるはめになったことも判明している。

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■「息子は病気じゃない!」と主張した父
母親病気手術息子治療親権有罪同情
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