法廷で被告人が弁護人の顔面をパンチ 「オレの話、聞いてんのかよ!」
時と場を選ばず、怒りが暴力に直結する危険な男がたまにいる。
その暴力癖は生来のもので、矯正のしようもないものなのか。狂暴かつ身勝手すぎる被告人の男が、裁判でとんだ暴挙に出たもようだ。
■刑務所で刑務官に噛みつく
米国アリゾナ州マリコパ郡の上級裁判所の法廷で、被告人が弁護人に暴力をふるうという許しがたい行為を働いた。米国の多くのメディアがその様子を動画で紹介しており、「こんな男を社会に戻さないで」という声が続出している。
被告人は黒人の男で、そもそも受刑者であった。身勝手な性格で刑務所での態度は悪く、トラブルメーカーとして鳴らし、矯正教育を担当する刑務官に噛みついたことから傷害容疑で追訴となり、また新たな裁きを受ける必要があったという。
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■法廷で弁護人の顔面をパンチ
法廷では判事の言葉にいちいちピリピリと反応し、弁護人にたびたび不満を言う様子が見て取れる被告人。一方、彼とはやや距離をとって隣に座る公選弁護人は、発言も少なめで、厳しい表情で書類に目を通すばかりだった。
被告人は自分の言葉にあまり関心を示してくれない弁護人に徐々に苛立ちを募らせ、ある瞬間に弁護人の顔面をパンチ。弁護人は痛みと鼻血で顔を手で押さえた。
法廷警備員に身柄を取り押さえられ、被告人はただちに退廷となったが、その身勝手さや短気さに判事はただ呆れかえっていたという。