“床に流し台が埋め込まれた台所”が話題 「ステキ」「すごい」
「車いすアーティスト」の佐野有美。先天性四肢欠損症の彼女は、洗い物などをスムーズにするために、キッチンを床に埋め込むことにした。
自分のこだわりを詰め込むことができることが魅力の注文住宅。建売にはないメリットだが、中には想像できない工夫をこらす人も。
「車いすアーティスト」として活躍する詩人・佐野有美さんのインスタグラム投稿が注目を集めている。
■床に直接、流し台が…
先天性四肢欠損症で、生まれつき両腕と右足がない佐野さん。高校在学中はチアリーディング部に所属し、「車いすのチアリーダー」として話題になったと言えば、思い出す人も多いのではないか。
そんな佐野さんが暮らす家は、彼女に合わせた仕様。キッチンがふたつあり、そのうちのひとつが床に直接流し台が埋め込まれているのだ。
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■「難しい」と言われるも…
普段、電動車いすから降りてお尻で歩くように移動しているという佐野さん。ゆえに一般的なキッチンでは届かず、以前住んでいたアパートでは電動車いすに乗ったまま足で洗い物をしていたという。だが、車いす上での洗い物はなかなか難しく、ふたり分の食器で1時間かかっていた。
それを踏まえ、家を建てる際に流し台を床にはめ込む形に。ハウスメーカーも最初は「難しい」という反応だったが、試行錯誤の末に今のような形になったようだ。
これまでにもさまざまなことに挑戦してきた佐野さんだが、この体験を通じ、「考えることや行動に起こすことってとても大切なことだなと思いました」と改めて感じたことを綴った。
https://www.instagram.com/p/B1nmJzUgVwA/