行政が何度も見過ごしていた虐待 県は「あくまでネグレクトと捉えており…」

行政が虐待の事実を認識していたのも関わらずまたも最悪の事態に…

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2019/09/02 18:00

子供を虐待する親
(Bavorndej/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

鹿児島の女児暴行事件。市が虐待の事実を認知していたのにも関わらず、それを見過ごしていたことが判明した。札幌市でも児相が警察からの通報を無視し、虐待による死亡事件が起きたが、また同じようなことが繰り返されてしまった。

しらべぇ取材班は、関係各所を直撃した。



 

■4回警察に保護されていた

鹿児島県出水市で4歳の女児が死亡し、母親の交際相手の男が暴行の疑いで逮捕された事件。薩摩川内市によると、3月16日、児相に虐待を思わせる動画を見たとの匿名通報があった。

18日、19日の両日、児相や市職員、警察官が自宅を訪ねたが虐待が疑われる様子はなく、動画も確認できなかった。

直後の3月22日、28日、29日、4月2日の計4回、女児が自宅近くの路上や駐車場で一人でいたところを発見され、薩摩川内署に保護された。

警察は、児相に「親への指導の必要性がある」「一時保護の必要性がある」などネグレクト(育児放棄)の疑いもあるとして2回通告。保護の際、太ももに約2センチの薄いあざを確認したが虐待と判断せず、児相も保護しなかったという。


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■市がショートステイ費用を援助

市は、女児の母親の「引っ越しの準備のために、シュートステイの施設を紹介してほしい」という申し出を受け、6月12~18日まで民間の施設を斡旋し、費用の一部も負担していたという。

この時に女児に虐待についての聞き取り等は、行っていなかった。その後、この親子は同じ県内の出水市に転居。薩摩川内市から、出水市には一連の経過の報告書が送られていたという。

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■複数のあざの報告を市は確認せず